どうもこんにちは。
3年ほど前に書いた(随時加筆修正していますが)クーラーボックスの記事が今でも結構な人数に読まれています、ありがとうございます。
書きっぱなしで保冷力であったり、使い勝手のレポートをしていなかったので、新しく記事を書きました。
当時は自転車で釣行、現在は車での釣行がメインなので出番が減っているのかと思いきや、意外と大活躍しています。
ということで、御覧ください!
目次
改めてウレタン注入改造を施したクーラーボックスのご紹介
このクーラーボックスは、関西で展開するホームセンター「コーナン」で1,000円で買える7.6Lのクーラーボックスです。
ホームセンター・安物というキーワードでピンと来た方も多いと思いますが、デフォルトでは全くと行っていいほど保冷力がありません。
夏場の朝にに凍ったペットボトルを入れて釣りに出かけると、一瞬で溶けてしまうという実力の持ち主でした。
そこで私が行った改造として、保温材(発泡スチロール)が入っている場所に、住宅用のウレタンを充填し保冷力を高める方法です。
実際ウレタンは、家の断熱材等にも使われていますし、高級なクーラーボックスはこの加工をしている事が多いのです。
改造方法が気になる方は、過去の記事で詳しく説明していますので御覧ください。
350mlペットボトルの氷が溶ける速さを比較
測定の方法ですが、350mlのペットボトルを凍らせてそれぞれの中に入れます。そのペットボトルが溶ける速さを比較するという形式。
比較するクーラーボックスは下記2種類、改造する前の物も比較したかったのですが、手に入らないので今回はこの2つということでご容赦ください。
* コーナン激安クーラーボックス・ウレタン充填改造ver
* DAIWA クールラインII 1300
改造クーラーボックスはかなりの保冷力の持ち主だった
さて、本日8月11日に運命の1戦が行われました。
当日の気温は30度前後、一番陽が差す14時30からのスタートです。屋外でセッティングと撮影を行っているだけで汗だくになりました。
【15:30】開始1時間は大差の無い様子。
さて1番気温が高いと思われる開始1時間の様子ですが、どちらとも表面の氷が溶けてきました。
とは言っても、溶けた量はそこまで変わらないので五分と五分といった感じ。
【16:30】徐々に差が出てきた!?
ペットボトル内の氷の大きさは、まだ大差ありませんが、ひとつ様子が違う部分があります。
ペットボトル外の水滴の量を確認すると、右のDAIWAのクーラーボックスチームはかなり水滴が付着しています。
【17:30】氷の太さが変わってきた
写真だとわかりにくいのですが、氷の太さが変わりました。
やはりDAIWAクールラインの方は細く、保冷力カスタムの方はまだ太いのです、想像以上に差が現れそうですね…
【18:30】ついに長さにも差が出てしまった
この頃になると、ぱっと見ただけでもわかるようになりました。
保冷力アップの改造とコンパクトなサイズが相まってここまでパワーアップしたのでしょう。
【20:00】ついに氷が溶ける
DAIWA クールラインの方に入れてあった氷は完全に溶けてしまいました。
凍ったペットボトルだけで比較した場合、カスタムクーラーボックスの圧勝です。
保冷力UPカスタムの底力が見せられた
凍ったペットボトルのみを入れて比較すると、このような結果になりました。
実際の使用シーンを考えると、ペットボトルの他にも氷や保冷剤などを詰めていくので結果が変わる可能性もあります。
ただ、それはカスタムクーラーボックスにも言えるわけで、実際はもっと長時間温度を保ってくれる訳です。
塗装代を抜くと2,000円程度でコンパクトで強力な保冷力のクーラーボックスが使えると考えると、かなりコストパフォーマンスに優れるのでは無いでしょうか?
少し面倒ですがやる価値はあると思いますので、是非試してみてください!
改造の方法は↓の記事で詳しく解説しています!
ウレタン改造をしようと興味深く読ませていただきました。
大変参考になりました。ありがとうございます!
ところで、実験結果ですが、氷が早く溶けた方のクーラーボックスの方が容量が大きいとお見受けいたしました。
この場合単純に熱交換量が多いため早く溶けたのではないかと思いますが、その辺りいかがでしょうか?
コメントありがとうございます。
おっしゃる通りで
記事の末尾にも書いてある通り、実際に使う際はクーラーボックスいっぱいに氷を詰めることになるので、市販のものは比較の際よりも保冷力は高くなると思います。
よって純粋な比較ではありません。
ただ、容量を考慮しても市販品と同等レベルの保冷力が確保できたことは分かりましたので、改造としては十分効果があったかなという結論です。